藤田医科大学 循環器内科 FFRCT 藤田医科大学 循環器内科 FFRCT 外来でできる!新しくやさしい心臓の診断法
-FFRCT(エフエフアールシーティー)-

CTスキャナー
当院では最新鋭の320列CTスキャナーを採用しており、たった1心拍で高画質の心臓画像を撮像することが可能です。

藤田医科大学病院では、新しい心臓の検査方法であるFFRCTを導入しました。冠動脈と呼ばれる心臓の栄養血管が狭くなって心臓に十分な血液を供給できなくなり、発作的に胸が苦しくなる病気を狭心症といいます。この検査では、狭心症の疑いのある方に対して、スーパーコンピューターによるシミュレーションで血液の流れを測定することができます。

もし通常の冠動脈CT検査で冠動脈に狭くなった部分(狭窄)が見つかった場合、その狭窄が
“心臓血管の血液の流れにどの程度の悪影響を与えているのか?”
“本当に胸の症状の原因となっているのか?” をさらに詳しく調べる必要があります。特に中等度狭窄(ボーダーライン)と呼ばれる、血管が30%〜70%程度狭くなっている場合や複数の狭窄がある場合は従来の冠動脈CT検査の結果だけで判断することが難しく、心筋シンチグラフィーや負荷心エコー、心臓カテーテル検査(入院が必要)など他の検査で調べる必要がありました。

FFRCT解析は非侵襲的検査(痛みや入院を伴わない検査)であり、冠動脈CT検査の画像データをもとに最新のコンピューター技術で解析を行います。
このFFRCT解析では、それぞれの狭窄が心臓血管の血流にどのように影響するかを調べるために、患者様ご自身のCT画像データを用いて解析・評価を行います。細かなメッシュ(網の目)による冠動脈の3次元モデルを作成し、スーパーコンピューターを用いた仮想空間での血流シミュレーションにより、血流の状態が数値で表示されます。その数値に応じて冠動脈が色分けされ、赤い部分は血液の流れが特に悪くなっていることを意味します。つまり血流を改善させるための治療が必要であることを示しています(図1)。

図1.左)細かなメッシュ(網の目)による冠動脈の3次元モデルを作成し、スーパーコンピューターを用いた仮想空間での血流シミュレーションが行われます。右)血流の状態が数値で表示され、その数値に応じて冠動脈が色分けされます。赤い部分は血液の流れが特に悪くなっていることを意味しています。

FFRCT解析の導入により、症状の安定した患者様においては非侵襲的に(体への負担を必要としない)検査での診断が可能になりました。
このFFRCT解析の導入には厳格な施設基準が設けられております。そのため現段階では全国でも導入可能な施設はまだ少なく、当院では近隣の施設に先駆けてFFRCT解析を導入しております。この検査には保険が適応されますので、患者様の負担に応じた費用で検査を受けることができます。事前に行われた冠動脈CTの画像データを使用するだけですので、追加の撮像の必要はなく、外来で結果を聞くことができます。

検査の手順

外来で同意書に記入していただいた後に、すでに撮像された冠動脈CT検査の画像データを院外の専門解析機関に送信して、検査(解析)を行います。検査結果は解析終了後、翌日までに電子データとして病院へ返信されます。院外へ画像データを含む個人情報を送りますが、十分な安全対策(セキュリティ)を行った上で実施されております。なお、追加の撮像や放射線被ばくを受けることなく検査を受けることができますが、画像データの解析のために別途追加での費用負担が必要となります(以下質問の項をご参照下さい)。

よくあるご質問