病気&検査

狭心症・心筋梗塞

狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患は、生活習慣病のなかでも生命にかかわる重大な病気です。冠動脈という心臓の筋肉(心筋)へ血液(酸素や栄養分)を供給する血管の動脈硬化などが原因で、血液の供給が不十分になるために起こります。また糖尿病、高脂血症、高血圧、喫煙、肥満などの危険因子が加わるといっそう起こりやすくなります。

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狭心症には、活動に伴い生ずる労作性狭心症と安静時に生ずる安静時狭心症(異型狭心症)があり、前胸部痛を自覚します。その他、胸がしめつけられるような感じや圧迫感、胸焼けを自覚することもあり、なかには肩や腕、歯やアゴの痛み、喉のつまったような感じを受けることもあり、当初狭心症と診断がつかないこともあります。狭心症の症状が5〜15分程度で治まるのに対し、30分以上続く場合には急性心筋梗塞の可能性があります。急性心筋梗塞は突然冠動脈が完全に詰まってしまった状態で、心筋の一部が死んでしまう(壊死)ため、急死する恐れがあります。狭心症と比べ症状も激烈で、今までに経験したことがない激しい胸痛に襲われ、冷汗や吐き気を伴うこともしばしばです。死亡例の80%は発症後24時間以内で、その3分の2が病院搬送前に亡くなられております。急性心筋梗塞が疑われた場合は、救急車を呼ぶなどして早急に医療機関を受診しましょう。
40歳を過ぎたら1年に1回定期検診を受けることをお勧めします。また食生活にも気を配り、適度な運動をするよう心掛けましょう。
検査(心電図、冠動脈造影)と治療は別項をご覧ください。

<図の説明>

 図はThe CIBA Collection of Medical IllustrationsのHEARTに掲載されている有名な挿絵です。暖かい部屋(レストラン)で美味しいものを沢山食べ、タバコを吸いながら重い荷物を持ち、急に寒い屋外に出て階段を昇っている老人肥満男性が狭心発作を起こしている状態です。

(文責 植村晃久)

Last Update : 2004/03/01

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